Off Topicが解散したことをきっかけに筆を執っています。
目的を持ったチームが高品質なコンテンツを継続的に届けている、先鋭的なチームだったと思います。実はOff topicが初めてゲストを迎えた回のゲストが私で、それが発展的に解散したというのはそれなりの驚きでした。
宮武さん、草野さん、お疲れ様でした。
あわせてこれを機に自分のPodcastとの向き合いについても書こうかなと思います。
私は今、2つのPodcastを運営しており、1つは主にスタートアップ経営の道中で考えたことを一人で話したり、ゲストを呼んで話しているZero Topic。もう1つは友人のHikaruさんと雑談しているFree Agenda。
スタートはFree Agendaが先で、Hikaruさんと2019年末に「来年は新しいことをしたい」と話し、その勢いのまま2020年初に立ち上げました。コンテンツとしては月1回日比谷のスタバで近況報告や壁打ちしていたものを「せっかくなら録音しよう」と公開したのが発端でした。なのでFree Agenda開始当初は「二人の会話を盗み聞きしている感じが面白い」というコメントを頂いていた記憶があります。
しかし開始直後にコロナ禍で行動制限が重なり、「Podcastは面白いけど、話し足りない」という感覚が強くなっていたところで、Free Agendaではメイントピックにならないようなこと——会社のこと、経営のこと——を一人で話す場としてZero Topicを収録し始めたのが、この二つを持つことになった経緯となります。
一人でやるということ
今では猫も杓子もPodcastで、世は大Podcast時代、皆がPodcastの海に漕ぎ出すルフィの面持ちですが、6年前はPodcastを配信するビジネスマンや起業家はレアだったかと思います。
Zero topicは、10Xの経営経験を抽象化して、同世代や後輩に向けて語るということを意識して作ってきました。このスタイルが一定の人気を博し (私の異様な更新頻度もあって)、急速にフォロワーが増えていきました。一時はApple Podcastにフィーチャーされたことも。
するとPodcastは「私個人にとどまらず10X社の認知度向上に最も寄与するメディア」として機能するようになり、採用候補者や見込み顧客のリード獲得につながるツールになっていきました。私の創作意欲ではじまったZero Topicは、気づけば仕事の一部となっていきました。
今、Zero Topicには5,200名のフォロワーがいます。しかし、その数字はあまり意味がなく、1配信あたりの再生数は1,500〜2,000程度で、ピークの半分以下になっています。なによりその数字にも全く興味がなく、今では社員から依頼されたとき、事務的に更新するにとどまっています。
創作意欲もほとんど失っています。一人で話したいことはすべて話してしまったし、10X社での経験を膨らませることで「スタートアップの業界に通ずる何か」という発信アングルでは、私が創造できるものはほとんどないかな、とも思っています。もしかすると、当初ほどスタートアップという対象に対して自分が持つ関心・熱量が小さくなってしまったのかもしれません。
※10X社の経営に対しては熱量は失っていません
10年近く経営をしてきて、一緒のタイミングで起業していた知人・友人たちとのコミュニケーションの距離感ができてしまったことも関係していそうです。Twitterのタイムラインで近しい距離の人達とリプをつけ合っていたのが、話の肥やしになっていたのでしょう。
ということでZero topicはそろそろ最終回を録って終わろうかな、と思っています (急な発表)。
二人でやるということ
一方でFree Agendaのモチベーションは、相変わらず"それなり"に高いです。開始以来ずっと"それなり"です。
理由は単純で、Free Agendaの収録はHikaruさんとのお茶の場だからです。私にとってこのPodcastは、近況報告でありだべりであり、友人との交友の場。「発信したい」という意欲ははじめから大きくはない(Hikaruさんがどう思っているかは知らないが……)。
月1回、時間を捻出してHikaruさんとだべり、公の場に暴露されているにすぎない。肩の力が完全に抜け落ちているからこそ、山・谷はあっても続いているのかなと。
Free Agendaには目的がない。だから、いつ辞めていいし、辞めなくてもいい。止めたいときにはいつでも止めるし、Vibesがあるときだけ収録したりだべったりしている。目標も期待も締め切りもない。それが、なぜかたくさんの人に聞かれている。それ自体がありがたく、実は貴重な活動なのでは?と思うようになりました。
こんな自由に付き合い、許してもらえることに、感謝しております(ありがとう)。
ということで
一人でPodcastをやるのはもういいかな。
一方で、Podcastというフォーマットは消費者としていまでも好きだし、だれかとちゃんと制作してみたいという意欲も出てきました。気が向いたら、いま休日の殆どを捧げている「少年野球」の独特なカルチャーを切り取ったPodcastを、誰かと始めてみるのもいいかもしれない、と思っています。






